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一戸建てで全館自動制御

最近の高気密住宅では、普通の家庭用エアコン 1 台が、ダクトを通じて家じゅうを賄う「全館空調」 の構成が増えてきました(代表例: 三井ホームの スマートブリーズワン)。unawair が最初に解こうとした課題もこの構成です — エアコン本体の温度センサーが置き場所(空調室や天井裏)の偏りに引きずられて、家のほかの部屋が寒すぎたり暑すぎたりする問題。複数の温度計を家じゅうに配置して、その平均を「家の代表温度」として制御することで、この偏りを平準化できます。

  • 三井ホームのスマートブリーズワンや、その他「家庭用エアコン 1 台 + ダクトで全室送風」タイプの全館空調を採用している一戸建て
  • エアコン本体は 空調室や天井裏 にあり、リモコン操作は本来そこに行かないと届かない
  • エアコン直近のセンサーは送風で偏るため、本当の家の温度と乖離して使いにくい
  • 細かい部屋単位の制御は不要で、家全体が「だいたい快適な温度帯」に収まっていればいい
  • 24 時間稼働で電気代がそこまで荒れない程度の運用にしたい
推奨役割
IR 送信ハブ(空調室に設置)SwitchBot Hub Mini(または Hub 2 / Hub 3)エアコンへの IR 送信 + 温湿度計のクラウド中継
温度計(各居室に分散 2〜3 台以上)SwitchBot 温湿度計 または 温湿度計 Pro家全体の代表温度を平均で算出
エアコンスマートブリーズワン等の家庭用 IR 対応モデル制御対象
サブスクリプションSolo プラン(¥500/月、自動制御 1 エリア)エリア 1 つで運用するため

このユースケースで SwitchBot を強く推奨 するのは、温度計を単体で安価に増やせる からです。SwitchBot 温湿度計(1 台 1,500〜3,000 円程度)を Hub 配下に何台でも追加でき、unawair はそれらの平均を「家の代表温度」として扱います。分散温度計の台数を増やせる構成こそが、このユースケースの本質 です。

Nature Remo は本体に温湿度センサーが内蔵されている代わりに、温度センサーだけを単体で追加できない(別ベンダー化が必要)ため、分散配置のスケールメリットが出にくいです。

unawair の開発のきっかけになった構成は、スマートブリーズワン + Nature Remo + SwitchBot Hub のハイブリッド + 各居室に SwitchBot 温湿度計を多数。Nature Remo は空調室のエアコンへの IR 送信を担当し、SwitchBot Hub は各温湿度計の Bluetooth ブリッジとして温度データを集約します(SwitchBot 温湿度計は単体ではクラウドに上げられず、Hub を経由します)。

両方を連携してこのページの構成で使えば、unawair が両ベンダーの温度データを 1 つのエリアの平均として扱い、Nature Remo 経由でエアコンに命令を出します。

unawair の発想は、5 年前に自宅の Nature Remo を入れて、家じゅうの温度を手元で見られるようになったところから始まりました。当時の自宅専用ダッシュボードがほぼそのまま、SaaS 化されて今に至ります。

ハブ(IR 送信用)は 空調室 に置きます。スマートブリーズワンの場合、エアコンは生活空間と分離された専用室にあるため、ここに置かないと IR が届きません。

  • 温度計は人が過ごす居室に分散(リビング、寝室、書斎、子供部屋など)。空調室には置かないことが多い
  • 2〜3 台を平均 すれば家じゅうの代表温度として安定。1 台だと特定の部屋の窓開閉や日射に影響されすぎる
  • 空調室のハブ本体に温湿度センサーが内蔵されている場合(Hub 2 / Hub 3 / Nature Remo mini 2 など)、それは送風で偏るので unawair エリア作成時には 「AC 付近」役割 にすると制御判断から除外されます(温度ログには残ります)
  1. 連携設定: SwitchBot と Nature Remo の両方を使う場合は両方とも連携。それぞれのアプリでハブ + 温度計 + エアコンを登録してから unawair へ → SwitchBot を連携する / Nature Remo を連携する
  2. エリア作成: 「家全体」のような名前で 1 つのエリア を作成
    • 温度計の役割: 分散配置した温度計を「室温(Indoor)」、空調室にあるセンサーは「AC 付近(Near AC)」に
    • エアコン: スマートブリーズワン本体を 1 台指定(Nature Remo で登録したもの)
    • エリアを作成する
  3. 快適レンジ: 家全体を 1 つの幅で覆うので、22°C 〜 26°C あたりが標準スタート。気密性が良い家ほど狭めに振っても揺れにくい
  4. 手動実行で動作確認: ダッシュボードから手動で 1 回コマンドを送って、エアコンが反応することを確認
  5. サブスクリプション開始: Solo プランを選択(エリアが 1 つなので十分)
  6. 自動適用 ON

スマートブリーズワンを含む全館空調は、エアコン本体が 生活空間から離れた専用室 にあるのが普通です。エアコンが自分のすぐ前の空気だけ見て「設定温度に達した」と判断して止まると、ダクトの先のリビングや寝室はまだ目標に到達していないのに送風が止まる ── という時間ずれが起きやすい構造です。

家じゅうに分散した温度計の 平均値で判断 すると、空調室の偏りに引きずられず、人が実際に過ごす場所が快適レンジに収まったタイミングで切ります。窓を開けた部屋・日射が入った部屋・誰かが居る部屋の温度が変わっても、平均値はゆっくり動くので、エアコンが過剰反応せずに済みます。

派生: 部屋ごとに別エアコンがある家

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各部屋にエアコンが 1 台ずつあり、部屋ごとに別の快適レンジで個別制御したい場合は構成が変わります(各部屋にハブ + エリア、Pro プラン推奨)。詳しくは 部屋ごとに別レンジで自動制御 を参照してください。

  • 連携設定 — まずはベンダーアプリで温度計・ハブを登録
  • エリアを作成する — 複数温度計のロール割り当て(Indoor / Near AC)
  • 対応機器 — 「全館空調」セットアップの推奨機器一覧